タクシーの需要が増える時間帯や時期はいつ?混雑対策も覚えておこう!
タクシーを利用しようと思ったのになかなか捕まらない…そんな経験ありませんか?
タクシーには明確に需要が増えるタイミングがありますが、増車や新規参入が厳しく規制されているため、需要の増加に対して柔軟に供給量を増やすことができません。タクシーの供給量はそのままで需要が増加すれば、当然「タクシーがつかまりにくい」という事態が発生してしまいます。
では、具体的にどんなときに需要は増加するのでしょうか?対策についても一緒に見ていきましょう。
タクシーの需要が増える時間帯は?
タクシーの需要には、1日の中で2つの山があります。(※)
① 朝の通勤時間帯(8時前後)
意外かもしれませんが、タクシーの需要が一番増加するのは朝の通勤ラッシュタイムです。
通勤タイムは帰宅タイムと比べてあまり人によって時間が分散しないため、電車やバス同様に、最も混雑してしまうのです。
② 夕方〜夜にかけて(18時前後)
通勤タイムが混雑するといおうことは、当然帰宅タイムも混雑します。通勤タイムと比べると帰宅する時間は人によって分散するため、朝よりは夜の方がタクシーは確保しやすいですが、帰宅する人に加え、退勤後に飲食をするための移動をする人も増えるため、複合的な理由で需要が増加するようです。
※ 『国土交通省実証実験『変動迎車料金』に参加 東京5区で時間に合わせて迎車料金を無料に』内の「平均空車時間」より。
タクシーの需要にはシーズナリティ(季節要因)も
時間帯以外にも、タクシーが混雑する要因はあります。
① 悪天候(雨、台風、雪、猛暑)
梅雨の雨、夏の猛暑、秋の台風、冬の降雪と、それぞれの季節の悪天候はタクシーの需要が高まる要因になります。
特に降雪時のようにタクシー車両が普段通りに走行できない環境下では、需要が高まるだけでなく、供給も満足に行えないケースがあります。
さらに、近年の夏は猛暑が厳しく、長時間の外出は健康リスクにも繋がるため、新たなタクシー需要にも繋がっているようです。
② 忘年会シーズン
12月の忘年会シーズンは、飲食店にとって1番の需要期となるのに比例して、タクシーの需要も高まります。夕方から夜にかけての需要は、普段から高まる傾向にありますが、この時期は特に利用者が増えます。
タクシーの手配を任される可能性のある幹事の方などは、混雑することを念頭に置いておいた方が良いかもしれません。
タクシーの混雑対策
① 早めに手配をする/予約をする
タクシーが混雑する時間帯では、駅の乗り場や大通りでタクシーを拾おうとしてもなかなか空車を見つけられません。また、アプリで手配したとしても、運良く近くのタクシーが確保できない場合には、到着まで時間を要してしまうこともあります。
そのため、上述のような混雑時間にタクシーを利用する場合は、時間に余裕を持って手配をするか、事前に予約をしておくと安心です。
アプリでなかなか配車が決まらない場合は、電話での手配も合わせてお試しください。電話の場合、タクシー会社の配車担当が手動でタクシーの手配を行うため、より柔軟に探車することができます。ただし、混雑する時間帯は、電話も繋がりにくい可能性が高いので、やはり余裕を持って手配した方が良いでしょう。
② 比較的手配しやすい時間に移動時間をずらす
忘年会や通勤など時間が決められている場合は難しいですが、プライベートの旅行などスケジュールを柔軟に変更する余地がある場合には、混雑する時間を避けるのも一つの手段です。
朝や夜間と比べると日中(11時〜16時台)は、悪天候などでない限り需要が集中することがほとんどないため、比較的タクシーを確保しやすくなっています。
※本記事は東京都内のタクシー需要傾向を反映しています。地域によって需要増加要因は変わることがありますので、ご了承ください。また、同じ都市部であっても場所により需要が集中することもあります。